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ーファンダイビングの安全第一!健康チェックの重要性ー

はじめに

ファンダイビングは、美しい海中世界を楽しむための魅力的なアクティビティですが、体に負担がかかるスポーツでもあります。安全にダイビングを楽しむためには、事前の健康チェックが不可欠です。
この記事では、ファンダイビングにおける健康チェックの重要性や、注意すべき健康状態について詳しく解説します。


1. ファンダイビングにおける健康チェックの重要性

1-1. 水中環境が体に与える影響

ダイビングでは、以下のような環境変化に適応する必要があります。

  • 水圧の変化:耳や副鼻腔への影響、減圧症のリスク
  • 水温の影響:低体温症のリスク
  • 呼吸ガスの変化:窒素酔いや酸素中毒のリスク

これらの影響を最小限にするためにも、健康状態の確認が欠かせません。

1-2. 事前の健康チェックが必要な理由

  • 持病の悪化を防ぐ(心臓病・糖尿病・高血圧など)
  • 呼吸器系の問題による事故を防ぐ(喘息・気胸など)
  • 意識障害によるリスクを回避する(てんかん・低血糖症など)
  • 減圧症や酸素中毒のリスク管理

健康状態が万全でないと、事故のリスクが高まるため、事前チェックが重要です。


2. ダイビング前に確認すべき健康状態

2-1. 心臓・血圧のチェック

  • 高血圧の人は、血管への負担が増え、減圧症のリスクが高まる
  • 心臓疾患がある場合、負荷によって発作の危険性がある

2-2. 呼吸器系のチェック

  • 喘息や気胸の既往歴がある場合、水中で呼吸が苦しくなる可能性がある
  • 風邪をひいていると耳抜きができず、中耳炎を引き起こすことも

2-3. 耳・鼻・副鼻腔のチェック

  • 鼻炎や花粉症で鼻が詰まっていると耳抜きが難しくなる
  • 副鼻腔炎があると、水圧の変化で激しい痛みが出る可能性

2-4. 糖尿病や低血糖の管理

  • インスリンを使用している場合、低血糖による意識喪失のリスク
  • ダイビング中はエネルギー消費が多く、食事管理が重要

2-5. 精神的な健康チェック

  • ストレスや不安が強いと、パニックを引き起こしやすい
  • 睡眠不足や疲労がたまっていると、判断力が低下する

3. ダイビング前の健康チェック方法

3-1. 事前に医師の診断を受ける

  • 持病がある場合は、ダイビングに適しているか医師の診断を受ける
  • 特に心臓・呼吸器系の病気がある場合は、専門医のチェックが必要

3-2. ダイビング前の自己チェック

  • 頭痛やめまいがないか確認する
  • 風邪やアレルギー症状がないかチェックする
  • 十分な睡眠をとっているか確認する

3-3. 健康状態に関する質問表の活用

多くのダイビングショップでは、PADIやSSIなどの健康チェックシートを使用しています。
「YES」の回答がある場合は、医師の診断を受ける必要があるので注意しましょう。

3-4. 水分補給と食事管理

  • 脱水症状を防ぐため、ダイビング前後にしっかり水分補給する
  • 低血糖を防ぐため、適切な食事を摂る

3-5. ストレスや不安を減らす

  • 初めてのポイントや深場に行く場合は、無理せず慣れた環境で練習する
  • 信頼できるバディやインストラクターと潜る

4. 健康リスクを減らすための対策

4-1. 適切なトレーニングを受ける

  • 定期的にスキルを確認し、体調が悪い時は無理をしない
  • リフレッシュダイブを受けることで、安全意識を高める

4-2. バディチェックを徹底する

  • 自分の健康だけでなく、バディの体調も確認する
  • 万が一のトラブル時に備え、お互いにサポートできるようにする

4-3. 水中での無理な行動を避ける

  • 体調が悪い時は潜らない
  • 無理な潜水時間や深度の設定をしない

4-4. 休息と体調管理を徹底する

  • ダイビング後はしっかり休息をとる
  • 複数本潜る場合は、間に十分な休憩を入れる

4-5. 定期的に健康診断を受ける

  • 年に1回は健康診断を受け、ダイビングに適した体調を維持する
  • 50歳以上の方は特に心血管系のチェックを重視する

5. ダイビング後の健康チェックも大切

5-1. 減圧症の初期症状を確認

  • 関節の痛みやしびれがないかチェックする
  • 強い疲労感やめまいがないか確認する

5-2. 耳や鼻の異常をチェック

  • 潜水後に耳が聞こえづらい、痛みがある場合は医師に相談
  • 鼻血が出る場合、副鼻腔に負担がかかっている可能性あり

5-3. 脱水症状に注意する

  • ダイビング後は水分補給をしっかり行う
  • アルコールを控え、体の回復を優先する

5-4. 無理をせず、次のダイビングに備える

  • 疲労が残っている場合は、しっかり休息をとる
  • 体調が万全でない場合は、次回のダイビングを延期する

まとめ

ファンダイビングは楽しいアクティビティですが、健康管理を怠ると事故やトラブルのリスクが高まります。
事前の健康チェックをしっかり行い、安全にダイビングを楽しむことが大切です。
特に持病がある方は、医師と相談しながら無理のないダイビング計画を立てましょう。

健康第一で、安心・安全なファンダイビングを楽しんでください!

 

2025.01.17